【クアラルンプール】 フードテック企業グッドモーニング・グローバル・グループ・ホールディングス(GMG)は16日、国内初となるドライミックスの完全栄養植物肉「ワンダーミート」を発売した。
大豆とエンドウ豆のタンパク質が主成分で、28種類のビタミンとミネラルが含まれている。高齢者の筋肉量を向上させるHMB(β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸)が強化されている一方、トランス脂肪酸やコレステロールは含まれていない。調理がしやすく冷凍・冷蔵も不要なドライミックス形態で、小売価格は1パック5.5リンギ。
GMGグループのチェン・ファンチン最高経営責任者(CEO)兼最高財務責任者(CFO)は、ワンダーミートは天然素材にこだわって作られており、食の安全に向けて徹底的な検査が行われていると言明。ワンダーミート1食分でタンパク質18.4グラム(1日の栄養基準値の37%に相当)が摂取できると述べた。さらにGMGは持続可能性への取り組みとして、環境に配慮した調達・生産方法を採用しているとした。
チェン氏はまた、健康や持続可能性に対する意識向上により、植物肉市場は急速に進化しているとし、GMGは、ワンダーミートの利点や健康志向で持続可能なライフスタイルにおける役割を伝えるために、マーケティングや教育キャンペーンに取り組む予定だと述べた。現状、ホテルやレストランへの販促活動を行っており、飲食店でワンダーミートを使用した料理を展開する予定だとしている。
(ザ・サン、11月21日)