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外国人に入国前のMDAC登録を義務づけ=出入国管理局 

【クアラルンプール】 出入国管理局は1日、マレーシアに入国する全外国人を対象に、マレーシア・デジタル入国カード(MDAC)の事前登録を義務づけると発表した。

MDACの登録が可能となるのは入国予定日の3日前からで、出入国管理局のウェブサイトからMDACフォーム(https://imigresen-online.imi.gov.my/mdac/main)に氏名とパスポート番号、到着日や出発日、連絡先などを登録する。入国者は到着時にパスポートとMDACの両方を入国審査官に提示しなければならない。マレーシア永住権保持者やマレーシア自動審査システム(MACS)登録者は、事前登録が不要となる。

出入国管理局はまた、▽日本▽オーストラリア▽ブルネイ▽ドイツ▽韓国▽ニュージーランド▽サウジアラビア▽シンガポール▽米国▽英国ーーの10カ国からの旅行者は、MDACの事前登録を条件として、クアラルンプール国際空港 (KLIA) のターミナル1またはターミナル2で出入国時に自動化ゲートを利用できるとしている(初入国の際は有人カウンターでの手続きが必要)。

2日にインドから入国した旅行者は、MDACの事前登録を済ませていたため、スムーズに入国が可能だったと述べた。インバウンド観光連盟のウザイディ・ウダニス会長も、現状、会員企業からMDACに関する混乱の報告は受けていないとし、旅行代理店を通じてマレーシアを訪れる観光客は、入国手続きに関するアドバイスも受けられるため、入国時に問題に直面することはないとしている。

(ザ・スター、12月4日、マレー・メイル、12月2日、出入国管理局発表資料)

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