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プラセンタの日本生物製剤、5年で10億リンギを投資へ

【クアラルンプール】 ヒト胎盤(プラセンタ)製剤の製造・販売に携わる日本生物製剤(本社・東京都渋谷区、JBP)と医薬品卸売のルヤン・バイオは、向こう5年間で製造施設などの設立に10億リンギを投じる計画を明らかにした。 ルヤンは、JBPのサプリメント、医薬品、化粧品、医療機器の国内独占販売権を所有している。

JBPとルヤンは、セランゴール州ペタリンジャヤに第1号となるJBPセンターを共同設立し、今後の協力に向けた覚書(MoA)を締結した。

ルヤンのウォン・キンシオン会長はMoA締結式で、セランゴール州に10万平方フィートの製造施設、全国の主要都市にJBPセンター8カ所を展開する計画だと述べた。運営主体は近く設立する合弁会社(JV)となる予定で、セランゴール州(3カ所)に加え、ジョホール州やペナン州、パハン州クアンタン、サラワク州クチン、サバ州コタキナバルで製造施設向けの土地を探している段階だという。既存工場の買い取りとゼロからの建設の両面から検討しており、2025年の操業開始を目指す。製品は東南アジア諸国にも輸出する予定。

ウォン会長は、JBPが東南アジア拠点としてマレーシアを選択した理由は、世界有数のハラル拠点であり、環境に優しい国だからとし、JBPはマレーシアを足がかりに、東南アジア全域での展開を強化していくと述べた。 ルヤンも、事業拡大を目指し、5年後の上場を計画しているという。

JBPの林泓錫 代表取締役社長は、JBPの高品質な製品・サービスを提供することで、日本とマレーシアの両国でヘルスケア部門の経済効果を高めることができると述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、12月5日)

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