【セパン】 12月1日付けで外国人入国者に対して義務付けられたマレーシア・デジタル入国カード(MDAC)の事前登録について、サイフディン・ナスシオン内務相は、年内は猶予すると発表した。ただ1月1日からは到着2ー3日前の登録を義務付ける。
5日にクアラルンプール新国際空港(KLIA)第1ターミナルで「ビザ自由化計画(PLV)」の実施状況を視察したサイフディン内相は、こうした新制度をマレーシア到着時に知る旅行者もいるため、到着時にもMDAC登録できるよう実施において柔軟性を持たせてあると言明。MDAC事前登録制度そのものについては、「観光客の入国条件を緩和しても、安全管理が損なわれないようにするには同制度が重要」と述べ、セキュリティ機能を強調した。
またサイフディン内相は、MDAC登録義務について▽シンガポール国民▽マレーシア永住権保持者▽マレーシア長期滞在パス保持者▽外交パスポート保持者▽ブルネイ一般身分証明書(GCI)保持者▽ブルネイ・マレーシア頻繁旅行証保持者▽タイおよびインドネシア国境パス保持者ーーの7つのカテゴリーに対しては免除されると述べた。
KLIAでは、中国とインドからの旅行者に対して12月1日付けで最長30日間のビザなし滞在を認めることを受け、混雑回避のために新たに入国管理局カウンター14カ所を設置し60カ所に増強した。
(ザ・スター、12月6日、マレー・メイル、エッジ、ベルナマ通信、12月5日)