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マレーシア人訪日者数、12月も大幅増の6万800人

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本政府観光局(JNTO)が発表した2023年12月の訪日者数統計(推計値)によると、マレーシアからの訪日者数は6万800人となり、前年同月比で67.8%、前月比で18.3%共に増加した。

JNTOによると、スクールホリデー期間短縮による旅行需要の低下、旅行代金の高騰、LCCの地方路線の回復の遅れ等の影響があったが、スノーシーズンによる訪日需要の高まり等の影響もあり増加した。なお、新型コロナ前の2019年同月との比較ではマイナス22.3%となった。

クアラルンプール(KL)ー新千歳間の復便、KLー成田間の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月に比べ回復傾向にある。また、KLー新千歳間、KLー仙台間などでチャーター便も運航された。

2023年通年では41万5,700人となり、前年同期比で5.6倍となったものの、2019年比では17.1%減となった。

12月の世界全体の訪日者数は、前年同月から99.5%増の273万4,000人、2019年同月からも8.2%増となり、新型コロナウイルス感染症拡大後で単月過去最多、12月としても過去最高を記録した。通年では 2,506万6,100人となり、前年同期比6.5倍となったが、2019年比ではマイナス21.4%となった。

JNTOは、昨年3月に策定された第4次観光立国推進基本計画で3つの柱「持続可能な観光」、「消費額拡大」、「地方誘客促進」が示されるとともに、旅行消費額・地方部宿泊数等に関する新たな政府目標が掲げられたとし、これらの実現に向けて、市場動向を綿密に分析しながら、戦略的な訪日旅行プロモーションに取り組んでいくとしている。

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