【クライ】 テオ・ニーチン副通信相は、オンライン詐欺による被害額は2023年1月1日から12月8日までの約1年間で13億4,000リンギとなり、2022年通年の8億400万リンギを大きく上回ったと明らかにした。

国家詐欺対応センター(NSRC)には、同期間中に直通電話番号「997」を通じたオンライン詐欺通報が3万3,234件寄せられた。オンライン詐欺には大きく分けて6つの手口があり、投資詐欺の被害額が4億3,700万リンギで最も多く、次いで▽電子商取引(3億8,300万リンギ)▽通信(3億3,400万リンギ)▽電子金融(1億400万リンギ)▽恋愛詐欺(4,100万リンギ)▽架空融資(3,900万リンギ)ーーが続いた。

テオ副相は国民に対し、オンライン犯罪組織による、高い収益を期待させるような投資詐欺などに騙されないよう警戒を呼び掛けた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、ベルナマ通信、1月28日)