【クアラルンプール】 クアラルンプール・シティーセンター(KLCC)の著名ビルを中心に商業不動産を所有・管理するKLCCプロパティー・ホールディングス(KLCCP)は、KLCCの複合ショッピングセンター「スリアKLCCモール」を所有するスリアKLCCの残余株を19億5,000万リンギで取得し、完全買収する。

KLCCPはスリアKLCC株60%を既に所有しており、40%の株をオクマドー(マレーシア)シティー・リテール・センター、ポート・モレスビー・インベストメント、ボールド・ピークの3社から取得する。取引は第2四半期中に成立の予定。

投資利回りは6-7%を想定している。KLCCPのモハマド・シャー・マハムード最高経営責任者(CEO)は「スリアKLCCの先行きは明るい。的を絞ったテナント構成にする」と語った。スリアKLCCはペトロナスツインタワーと地下や下階部分を共有しており、KLCC駅に地下通路で直結している。

KLCCPと不動産投資信託のKLCC・REITのグループは、ペトロナスツインタワー、メナラ・エクソンモービル、マンダリン・オリエンタルなどを所有・運営している。
(ザ・スター、1月17日、マレーシアン・リザーブ、1月16日)