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フードパンダ売却は不成立との報道、デリバリーヒーローは否定

【クアラルンプール】 フードデリバリーの独系デリバリー・ヒーローによるフードパンダ・アジア部門のグラブ・ホールディングス(本社・シンガポール)への売却交渉が不成立に終わったと、ニュー・ストレーツ・タイムズとシンガポールのビジネス・タイムズが2日、報じたが、デリバリー・ヒーローは報道を否定。「売却交渉は続いている」との声明を発表した。

フードパンダはマレーシアのほかシンガポール、カンボジア、ラオス、ミャンマー、フィリピン、タイでデリバリーサービスを提供している。マレーシア業務の売却は2023年中に成立する段取りだったという。

売却交渉はマレーシアに懸念を起こさせた。配車サービスでグラブが独占的地位を築く恐れがあるためだ。

アジアはデリバリー・ヒーローにとり最大の市場だが、パンデミックを理由とする行動規制が緩和されて以降、業績は低迷しており、昨年9月、アジア業務を売却する交渉を行っていると発表していた。
(エッジ、フリー・マレーシア・トゥデー、2月2日)

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