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マレーシア国鉄コミューター線、オープン決済システムを導入

【イポー】 マレーシア国鉄(KTMB)は8日、コミューター線の一部の駅で、運賃オープン決済システムの稼働を開始した。事前にオンラインで座席を指定してキップを購入する高速電車運行サービス(ETS)は対象外。

運賃決済の利便性を向上させるのが狙いで、首都圏クランバレーとマレー半島北部の80駅で利用可能。乗客は自動制御ゲートでデビットカード、クレジットカード、電子ウォレットのいずれかを使用して支払いを行うことができ、決済は1ー5秒で完了するという。

イポー駅での立ち上げに同席したアンソニー・ローク運輸相は、2022年9月に首都圏クランバレーで始まったKTMB運賃支払いシステムの改修プロジェクトが、昨年末に1年余りの短い期間で完了したと言明。またホリデー・シーズンなどの繁忙期以外にもETSサービスの運行頻度を増やすことを検討していると述べた。

KTMBのスハイミ・ヤコブ最高経営責任者(CEO)は、2022年に220万人だったKTMインターシティ列車の利用者数が2023年には81%増の425万人となり、ETSとコミューター線もそれぞれ26.4%、15.3%増加したと明らかにした。
(ベルナマ通信、ザ・サン電子版、エッジ、2月8日)

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