【クアラルンプール】 事業売却が噂されている、食品配送サービスのフードパンダ・マレーシアは、国内営業を継続し、近く政府と連携してイベントを行うと明らかにした。
フードパンダを運営する独デリバリー・ヒーローは、東南アジア(マレーシア、シンガポール、フィリピン、タイ、カンボジア、ミャンマー、ラオス)事業の売却を検討していたが、21日付で主な交渉相手との交渉を打ち切ったと発表している。
フードパンダ・マレーシアの暫定最高経営責任者(CEO)であるピチャヤ・ソンスア氏は、メディア向け昼食会での記者団からの質問に対し、売却についてのコメントは控えた一方、最近のミーティングで社員と戦略や今年の方向性について議論し、全社の方向性が一致していることが確認できたと強調した。
ピチャヤ氏は、フードパンダ・マレーシアでは、3-4月に政府と協力し、社会貢献イベントを行う予定だとし、詳細は後日発表されると述べた。国内食品・飲料業界は昨年横ばいの状態だったが、今年は安定成長すると予想しているという。
(ザ・サン電子版、2月27日)