【クアラルンプール=マレーシアBIZ】 空港運営会社、マレーシア・エアポーツ(MAHB)によると、2024年1月の国内空港における航空旅客数は前年同月比10.7%増の695.2万人だった。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年同月の水準の83.0%にまで回復した。

牽引役となった国際線は前年同月比37.3%増の382.7万人、国内線は10.5%マイナスの312.4万人で、それぞれ新型コロナ感染拡大前の2019年の水準の86.0%、79.6%にまで回復した。マレーシアが打ち出した最長30日間のビザなし入国措置と、中国が2023年12月1日付けで打ち出したマレーシア人に対する15日間のビザなし措置、新たな航空会社による週25便の増便や1月上旬の旅行シーズンが後押しした。

クアラルンプール新国際空港(KLIA)は23.0%増の432.2万人で、国際線が37.5%増の325.3万人、国内線は6.9%マイナスの106.9万人だった。ターミナル1が29.9%増の233.2万人で、格安航空を扱うターミナル2は15.8%増の199.0万人。一方、KLIAを除く国内空港は4.9%減の263.0万人となった。国際線は36.1%増の57.4万人、国内線は12.3%減の205.5万人だった。