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空港利用で乗り継ぎ税を導入、出国税も見直し

【クアラルンプール】 マレーシア航空委員会(MAVCOM)は12日、国際便で出国する旅客に対する旅客サービス税(PSC)を6月1日付で見直すと発表した。クアラルンプール国際空港第1ターミナル(KLIA1)利用が73リンギ、同空港第2ターミナル(KLIA2)およびそのほかの空港利用が50リンギ。

MAVCOMは新たに乗り継ぎ税も導入する。国内便利用者が7リンギ。セナイ国際空港(JHB)のみ10リンギ。KLIA利用の国際便乗り継ぎ客は42リンギで、KLIA2とそのほかの空港の場合は29リンギ。新料金の施行期間は2026年12月31日までの2年半。料金改定は物価上昇を考慮した。6月1日以前に購入の航空券には現行料金が適用される。

これまで国際便利用の出国に対するPSCは、東南アジア諸国連合(ASEAN)内の旅行(35リンギ)とASEAN域外旅行(73リンギ)の2種だったが、新料金体系ではASEAN域内、域外の差をなくした。

国内便利用の出発の際の旅客サービス税は11リンギで据え置くが、JHBのみ16リンギに引き上げる。

MAVCOMはマレーシア・エアポーツ・ホールディングスが運営していない空港(JHB、ケルテー空港、タンジョン・マニス空港)に対し旅客サービス税の独自設定を認めたが、JHB以外はMAVCOMの勧告に従った。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月13日、エッジ、3月12日)

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