【クアラルンプール=アジアインフォネット】 高機能性素材を開発する岐阜大学発ベンチャー企業のファイバークレーズ(本社・岐阜県岐阜市)は、マラヤ大学傘下の感染症研究センターである熱帯感染症研究教育センター (TIDREC)との間で、感染症対策技術に関する共同研究の実施を目的とした基本合意書(MoA)を締結した。

今回のMoAにより、ファイバーグレーズは、独自の世界初の繊維・フィルム素材への多孔化技術を利用した先端素材「クレーズテックス」を利用して、デング熱やマラリアなどの感染症の予防を目的とする防虫成分を閉じ込めた高機能性素材の開発を進める。TIDRECとの共同研究により、これらの感染症が大きな社会問題となっているマレーシアにて実証実験を行うことで、現地の感染症対策に貢献することを目指す。