【クアラルンプール】 米経済誌「フォーブス」は15日、2024年版のマレーシア長者番付を発表。精糖業で財をなしたロバート・クオック氏がトップを堅持した。推定純資産は115億米ドル。

2位はクエック・レンチャン氏(ホンリョン・グループ)で、推定純資産は88億米ドルだった。3位はテー兄妹(パブリック・バンク)で、推定資産額は54億米ドル。4位はリー・ヨーチョー氏とリー・ヨーセン氏(IOIグループ、53.5億米ドル)、5位はクーン・ポーキョン氏(プレスメタル、53億米ドル)だった。IOIグループは初のトップ5入りとなった。

6位以下は、▽アナンダ・クリシュナン氏(マキシス、48億米ドル)▽フランシス・ヨー氏(YTL、47億米ドル)▽ジェフリー・チア氏(サンウェイ、24億米ドル)▽リム・コックタイ氏(ゲンティン、22億米ドル)▽チア・ソンクン氏(QLリソーシーズ、18億米ドル)ーーが続いた。

フォーブスによると、マレーシアの株式市場は前年比で9.0%成長したが、リンギ安が一部相殺したため、上位50人の総資産額は2%増の834億米ドルにとどまったという。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、マレー・メイル、4月16日、フォーブス発表資料)