【クアラルンプール=アジアインフォネット】 クアラルンプール(KL)市中心部のジャラン・スルタン・イスマイルで7日午後2時過ぎ、10メートル以上ある街路樹の大木が突然倒れ、通行中の17台の自動車が下敷きになる事故があった。
ダン・ワンギ警察によると、下敷きになった自動車を運転していた男性(47)が死亡、別の配車サービスの車を運転していた男性(26)と乗客だったスウェーデン人女性(72)も負傷し、KL病院に搬送された。
現場はコンコルド・ホテル付近の交通量の多い道路で、街路樹は直前の暴風雨の影響を受けて倒れたものとみられる。通行不能となったジャラン・スルタン・イスマイルは、8日午後1時過ぎになってようやく再開した。
街路樹は近くの歩道の屋根を倒壊させた上で路上の高架を走るKLモノレールの軌道にも倒れかかり、ハン・トゥア駅とメダン・トゥアンク駅間が不通となっていたが、8日午後5時に運行を再開した。
ザリハ・ムスタファ首相府相(連邦直轄地担当)によると、倒れた街路樹は樹齢50年を超えており、2年ごとに樹木医による検査が行われていた。