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クラリオンマレーシア、5G対応高度製造ラインを試験稼働

【クアラルンプール】 カーオーディオのクラリオン・マレーシアは、通信のYTLコミュニケーションズおよび電子機器受託製造(EMS)のシナジェンツとの協業により、国内初の第5世代移動通信(5G)対応高度製造ラインの試験稼働に成功したと発表した。

YTLの接続サービス「イエス」の大容量かつ超低遅延な5Gプライベート・ネットワーク(企業専用5G網)、仏ダッソー・システムズの次世代統合基幹業務システム(ERP)や製品ライフサイクル管理システム(PLM)を導入し、生産効率と品質の両方を向上させた。シナジェンツは、インテリジェント・スキャナー、スマート・ラック、X線自動カウンター、自律移動ロボットなどの5G対応製造ソリューションを提供。工場・倉庫の資材管理から最終製品の組立・配送まで自動化することで、人的ミスを最小限に抑えながら処理時間を70%短縮した。

YTLが米インテル、台湾QCTと共同で開発した「イエス5Gプライベート・ネットワーク」は、高速な接続を提供するだけでなく、世界標準に準拠した堅牢なセキュリティの実現に向け、インテルの最新CPU「ジーオン(Xeon)スケーラブル・プロセッサー」を採用し、トラフィックを専用5G網内で完結させているという。
(ソヤチンチャウ、デジタル・ニュース・アジア、5月20日)

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