【クアラルンプール=アジアインフォネット】 資源リサイクルのアミタグループ(本社・京都府京都市)は、1日付けで海外統括会社アミタ・サーキュラーデザイン(ACD)が、ごみ分別回収の実証実験に向けてサンウェイ大学と基本合意書を締結したと発表した。

アミタの「めぐるステーション(MEGURU STATION)」(互助共助コミュニティ型資源回収ステーション)を大学内に設置し、約7カ月間の実証実験を行う。同ステーションの海外設置は初となる。実証を通じて、マレーシアにおける一般廃棄物の分別回収のポテンシャル調査と、利用者の行動変容に関する知見の蓄積に取り組む。

アミタグループは、2017年よりマレーシア国内で、現地製造業から排出される指定廃棄物の100%再資源化事業を行っている。指定廃棄物の資源循環ニーズは増加傾向にある一方、一般廃棄物については、分別回収に対する個人の意識差が大きく、リサイクル率の向上に課題を抱えているという。

アミタグループは今後、「めぐるステーション」を活用した資源循環システムの構築を図るとともに、海外での社会デザイン事業の展開を目指すとしている。