【クアラルンプール】 サンウェイ60%出資企業のサンウェイ・イスカンダル(SISB)は、大和ハウス工業(本社・大阪府大阪市)の現地法人ダイワハウス・マレーシア(DHM)から、ダイワ・サンウェイ・デベロップメント(DSD)の70%株式を2,550万リンギで取得し、完全子会社化する。

DSDは、サンウェイがSISBを通じて大和ハウスとの間で2015年に設立した合弁会社。大和ハウスの技術を活用し、ジョホール州イスカンダル・プテリで工業化住宅「サクラレジデンス」の建設を行っている。DSDの出資比率は大和ハウスが70、SISBが30で、今回の買収によりDSDはSISBの完全子会社となる。

サンウェイが24日付けでブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、今回の買収計画はSISBの全体的な開発戦略に沿ったもので、サクラレジデンスの残り部分には従来工法を採用する予定であり、また同社が自力で「サンウェイ・シティ・イスカンダル・プテリ」を次のフラッグシップ・タウンシップに発展させられるという自信に裏づけられたものだとしている。買収は6月末までに完了する見通しで、買収費用は内部資金で賄うという。
(エッジ、ザ・スター電子版、6月24日)