【クアラルンプール】 小売り大手の日系イオン・カンパニー(M)は、スクーク(イスラム債)発行枠を設定したと証券委員会に届け出た。コマーシャルペーパー(短期の約束手形)と中期債の2種で、発行枠は計20億リンギ。資金は、設備投資、運転資本、借り換えに利用する。

コマーシャルペーパーの償還期限は7年で、中期債は無期限。イオンは必要に応じ起債し、資金を調達することができる。1回目の起債は届け出から90営業日以内。
格付け会社のRAMレーティング・サービシズは、短期手形には最高のP1の格付けを、中期債にはダブルA2の格付けを付与した。幹事行はメイバンク・インベストメント・バンク。

イオングループでは、金融のイオンクレジットサービス(マレーシア)が最近、3億リンギ相当のスクークを発行している。
(エッジ、ベルナマ通信、マレーシアン・リザーブ、7月2日)