【クアラルンプール】 通信の英オリエント・テレコムズは3日、マレーシア市場への正式参入を発表。首都圏で、毎秒10ギガビット(Gbps)の企業向けインターネット接続プラン「オービット10,000」の提供を開始した。

「オービット10,000」は、高速通信に加え、ゼロトラスト型(全アクセスへのセキュリティ対策)ネットワーク設計を行い、独自の侵入防御システムを備えるなど、セキュリティが強化されており、稼働率99.99%、4時間以内の迅速な復旧を保証し、24時間365日体制のサポートを提供している。マレーシア半島東海岸州およびサバ・サラワク州にも3―5年以内にサービスを拡大する計画だ。

サイード・ムスタファ・アリ最高経営責任者(CEO)兼最高技術責任者(CTO)は、東南アジアでは海底ケーブルの主要ハブであるシンガポールに次いでマレーシアが重要国だとし、タイでも同サービスの提供を開始する予定だと述べた。
(ビジネス・トゥデー、テックネイブ、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ベルナマ通信、7月3日)