【クアラルンプール=アジアインフォネット】 横浜ゴム(本社・神奈川県平塚市)は4日、従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」が6月に「ボルネオ熱帯雨林再生プロジェクト」へ活動支援金を寄付したと発表した。

横浜ゴムはマッチングギフト(従業員などが社会貢献を目的とした寄付金などを拠出した際に、企業が一定額を上乗せして寄付金を拠出する仕組み)として支援金と同額を寄付し、支援合計金額は約60万円となる。同団体への支援は2022年に続き2回目。

「ボルネオ熱帯雨林再生プロジェクト」はボルネオ島北西部、サラワク州の熱帯雨林において過度な開発から森林を守り、緑化を推進するため、サラワク州森林局並びに先住民族の理解と協力を得ながら植林活動を続けている。また、近年は植林事業を安定させ、森林の保全・育成を図るために、先住民族の生活基盤を従来の焼畑農業依存から植林事業への参加報酬や植林樹木から換金作物(樹脂、果実)、コーヒー生産者組合の構築などへ転換していくための支援を続けている。今回の支援金は、2ヘクタール分の植林に使用される。

横浜ゴムはサステナビリティ・スローガンとして「未来への思いやり」を掲げ、事業活動を通じた社会課題への取り組みにより、共有価値の創造を図っていく方針だ。