【クアラルンプール】 イオングループの消費者金融部門、イオンクレジットサービス(マレーシア)は10日、25年度第1四半期(24年3-5月)決算を発表した。売上高は前年同期比15.4%増の5億2,226万リンギだった。

税引き後利益は7.1%増の1億641万リンギだった。収入ほど利益が増加しなかったのは、ローンに対する減損処理が増加し、経費も増加したためだ。決済ビジネス、自動車ローンは増加した。

受取勘定は12.8%増の126億5,000万リンギ。不良債権比率は3.13%から2.46%へ低下した。

先行きについてイオンクレジットサービス(マレーシア)は、インフレ圧力、地政学上の緊張、不安定な世界の金融市場など向かい風の中、警戒を怠らないとした。

中所得層の取り込みを強化するため同社は支店をセランゴール州シャアラムのセティア・シティ・モールとプトラジャヤのIOIシティ・モール内に開設する。

イオングループでは5月にイスラム式デジタル銀行のイオンバンク(マレーシア)が営業を開始しており、地域社会に対し生活、金融の両面で包括的サービスの提供を目指す。
(ザ・サン、7月11日、ビジネス・トゥデー、エッジ、7月10日)