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フェローテック、ジョホール州でシリコンパーツ新工場を建設へ

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 フェローテックホールディングス(本社・東京都中央区)は、17日に開催した取締役会において、ジョホール州でシリコンパーツ製造子会社フェローテック・シリコン(マレーシア)(FTHSM)を設立し、新工場を建設することを決議したと発表した。

FTHSMには、シリコンパーツ製造の中核子会社である中国・杭州盾源聚芯半導体科技が、その日本子会社であるフェローテックシリコンジャパン(FTHSJ)を通じて100%出資する。本出資に伴い、FTHSJの資本金がフェローテックホールディングス資本金の10%を超える見込みであるため、FTHSJはフェローテックホールディングスの特定子会社に異動する。

新工場は、フェローテック・パワー・セミコンダクター・マレーシア (FLHM)のジョホールバル工場の敷地を賃借する形で設置し、工場立上げのスピードアップと投資金額の抑制を図る。操業開始は2025年8月の予定。

フェローテックの半導体製造用部材のひとつであるシリコンパーツ事業は、近年の半導体製造装置の需要増大に伴い急速な成長を遂げている。生産面では中国の杭州、銀川、常山に生産拠点を有し、安定的な供給を実現してきたが、大手顧客の生産拠点の東南アジア移転が進んでいることを鑑み、ジョホール州での新工場建設を決定した。同地区での生産を通じて、顧客需要の取り込みを強化し、さらなる成長を目指す。

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