【プチョン】 不動産開発のNCTグループは、パハン州ゲンティンハイランドのリゾート開発「グランド・イオン・マジェスティック(GIM)」の一部として、「1001ナイツホテル」の建設を進めており、22日の発表会で、今年第4四半期にもソフトオープンすると明らかにした。
米ウィンダム・ホテル&リゾートが運営を担当し、「トレードマーク・コレクション・バイ・ウィンダム」ブランドの最新ホテルとなる予定。客室数は1,000室超で、設計は中国・江大設計伝播機構会長の趙明氏が手掛けた。
開発中のGIMの総開発価値(GDV)は16億リンギで、17万8,000平方フィートの展示場・小売スペースを備え、小売店や飲食店が入居する予定。建設はNCTと中国建築集団のマレーシア法人、チャイナ・ステート・コンストラクション・エンジニアリング(M)(CSCEC)が共同で手掛ける。
(東方日報、7月23日、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ザ・サン電子版、7月22日)
トロピカナガーデンズ、IOIに6.8億リンギで売却へ
【クアラルンプール】 トロピカナ・コーポレーションは23日、子会社のトロピカナ・インダ(TISB)がIOIプロパティーズ・グループ(IOIPG)の完全子会社であるIOIモール・ダマンサラ(IOI MD)との間で、「トロピカナ・ガーデンズ・モール(TGM)」の売買契約(SPA)を締結したと発表した。
TGMの売却額は総額6億8,000万リンギ。セランゴール州ペタリンジャヤのコタ・ダマンサラに2020年にオープンしたTGMは、MRTスリアン駅に直結しており、7階建てで床面積105万平方フィート。最近グリーンビルディング認証(GBI)も取得した。
トロピカナはブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明で、TGM売却益をグループ負債削減に充てることでキャッシュフローを改善し、金利負担が軽減できると説明。将来の成長を支える必要な原資を得るため、今後も低利回りの土地や投資物件を売却していくとしている。
トロピカナ・グループはTGMのほか2件の投資資産(Wクアラルンプール・ホテルとコートヤード・バイ・マリオット・ペナン)もIOIPGに合計4億3,500万リンギで売却しており、TGMを含めたIOIPGとの取引総額は11億リンギを超える。
(ザ・スター電子版、ビジネス・トゥデー、エッジ、7月23日)
エアアジア、8月30日にスバン空港乗り入れを再開
【クアラルンプール】 格安航空エアアジアは、8月からセランゴール州スルタン・アブドル・アジズ・シャ―空港(スバン空港)におけるナロージェット機運用が再開されることを受け、同空港への乗り入れを8月30日に再開する。親会社のキャピタルAが23日に発表した。
ナロージェット機を投入するのはスバン―クチン(サラワク州)、スバン―コタキナバル(サバ州)の2路線で、エアバス「A320」型機を使用。合計週14便の運航となる。
エアアジア・マレーシアのファレ・マズプトラ社長は、首都圏においてクアラルンプール新国際空港(KLIA)に次いで2カ所目の乗り入れの理由について、同空港の立地と市内中心部および周辺郊外へのアクセスの良さを挙げ、「空港の規模が小さく、乗客数も少ないため、スムーズな旅が保証される」と述べた。
就航記念として、7月28日までプロモーション運賃を提供する。対象となる旅行期間は今年8月30日から2025年10月8日までで、片道運賃はクチン線が88リンギから、コタキナバル線が99リンギからとなっている。
スバン空港への乗り入れ再開により、エアアジア・マレーシアの国内ネットワークは40路線に拡大し、運航本数も週920便から週948便に増加する。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ザ・スター電子版、マレーシアン・リザーブ、エッジ、7月23日)
レクサスマレーシア、2024年型レクサス「LBX」を発売
【クアラルンプール】 レクサス・マレーシアは23日、レクサスのコンパクトスポーツ多目的車(SUV)「LBX」の販売を開始した。
「LBX」は1.5リットル直列3気筒ガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッド小型車で、全長4.19メートル(m)、全幅1.825m、全高1.56m。複合最高出力は136馬力(PS)、最大トルクは185Nm。静止状態から時速100キロメートル(km)までの加速時間は9.2秒。
販売終了となったコンパクトSUV「UX」に代わり、最も手頃な価格のレクサス車となっている。 日本の岩手工場からの輸入完成車(CBU)で、価格はプレミアムが23万8,888リンギから、ラグジュアリーが26万8,888リンギから。5年間の走行距離無制限の保証と8年間のバッテリー保証が付属しており、2年間の保証を有償追加することもできる。車体カラーは標準で全6色だが、特別注文で別途3色も用意する。
レクサス・マレーシアのラビンドラン・クルサミー社長は、「LBX」は、レクサスの新たな入り口として、若い世代やライフスタイルの変化に合わせて進化する車を求める顧客に訴求するとし、効率的かつレスポンスの良いハイブリッド・パワートレインやスポーティなデザイン、先進機能を備えているため、ラグジュアリーで洗練された、快適なコンパクトSUVを求めている顧客に適していると述べた。
(ポールタン、モタオート、7月23日)
24日午後に首都圏の広範囲で断水が発生、河川汚染で
【クアラルンプール】 24日午後、首都圏の広範囲で断水が発生。水道会社アイル・セランゴールは、アクリル加工工場のタンクからセランゴール州の河川に廃棄物が混入したことにより、浄水場4カ所が一時的に操業を停止したことによるものと発表した。
アイル・セランゴールは、病院・診療所、人工透析センター、葬儀場を中心に給水車を派遣した。同日午後6時には浄水場1カ所が操業を再開し、午後9時には残り3カ所も再開したが、断水からの復旧は段階的になる見通しで、25日午前8時時点で約40%、午後8時時点で90%、完全復旧は26日午前8時になるという。
セランゴール州の公衆衛生環境委員会のジャマリア・ジャマルディン委員長は、河川を汚染したアクリル加工工場に対して調査を行い、断固とした措置を取るとしている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、フリー・マレーシア・トゥデー、ザ・バイブス、7月23日、アイル・セランゴール発表資料)