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九州大学がサラワク州と覚書、森林生態系の評価で協力

【クチン】 サラワク州林業局は23日、森林生態系の機能評価など森林研究で九州大学と協力するための覚書を、福岡におけるシンポジウムの会場で交わした。サラワク州の森林における二酸化炭素プロジェクトの一環として実施する。

協力を通じ、知識・技術の共有、公務員のための研修、交換留学、データの共同分析、研究成果の共同発表などを行う。

林業局のハムデン・モハンマド氏は声明で「研究、教育、持続可能性に貢献する行動を通じ、世界が直面する環境問題に取り組むという我々の姿勢を今回の提携は裏付けるものだ」とした。

九州大学の中尾実樹農学部長は「九州大学は十分な情報に基づく政策決定に必要な科学知識を提供することに取り組んでおり、サラワク州政府との提携はこれに沿ったものだ」と述べた。

覚書締結式の後はシンポジウムが開催され、ハムデン氏、林業局の上級専門官や九州大学、京都大学による論文の発表が行われた。
(ボルネオポスト、7月24日)

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