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不動産開発のヨンタイ、マラッカのマリオットホテルを売却か

【クアラルンプール】 不動産開発のヨン・タイは、マラッカ州で運営するホテル「コートヤード・バイ・マリオット・マラッカ」を売却するもようだ。経済紙「エッジ」が情報筋の話として報じた。

情報筋によると、交渉は最終段階に入っており、買い手は物流会社となる見込み。売却価格は1億6,000万―1億7,000万リンギと推定されている。同ホテルは米マリオット・インターナショナルの中価格帯ブランド「コートヤード・バイ・マリオット」系列の4つ星ホテルで、客室数は248室。2023年4月に営業を開始し、開業初年度の平均客室稼働率は65%だった。

ヨン・タイのブー・クアンルーン最高経営責任者(CEO)は「エッジ」の取材に対し、コメントを控えるとしている。

ヨン・タイの主要事業は不動産開発および観光業だが、いずれも新型コロナウイルス感染拡大により打撃を受けている。2019年度から毎年赤字を計上しており、2022年度には純損失額が3億4,663万リンギにまで拡大したが、2023年度には2,167万リンギまで縮小した。「コートヤード・バイ・マリオット・マラッカ」の売却により負債が削減され、他プロジェクトに取り組む余裕が生まれると見込まれている。
(エッジ、7月29日)

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