「フェアフィールドバイマリオット」、トレンガヌ州に新ホテル

【クアラルンプール】 米マリオット・インターナショナル系列の「フェアフィールド・バイ・マリオット」は、マレーシアで3軒目のホテルをトレンガヌ州クアラ・ベスットにオープンすると発表した。

「フェアフィールド・バイ・マリオット・クアラ・ベスット」の客室数は98室で、マレー半島東海岸で初の「フェアフィールド」ホテルとなる。終日営業のレストラン「フェアフィールド・キッチン」やフィットネスセンターを備え、宿泊客は同州ペルヘンティアン・クチル島の「ペルヘンティアン・マリオット・リゾート&スパ」のウェイティングラウンジでコンシェルジュサービスも受けることができる。

クアラ・ベスットはリゾート島として人気のペルヘンティアン島の対岸に位置。同島と半島部を結ぶフェリーが発着する交通要所となっており、コタバル空港やクアラトレンガヌ空港からのアクセスも良い。ホテルの専用桟橋からは「ペルヘンティアン・マリオット・リゾート&スパ」にフェリーが連絡している。

米マリオットはマレーシアで50軒以上を展開しており、「フェアフィールド」はクアラルンプール(KL)、ビントゥル(サラワク州)で営業している。「フェアフィールド」は、マリオットで2番目に大きなブランドで、世界全体で1,280軒以上を展開している。
(エッジ、7月31日)

ラピッドバス、ペナンでオンデマンド型バンの試験運行を開始

【ジョージタウン】 公共バス運営のラピッドバスは、8月1日―10月31日にペナン島でオンデマンド型交通(DRT)バンを試験導入すると発表した。ペナン島では初の試みとなる。

声明によると、第1段階として、シャトルバスの配車・予約サービス「クムプール」と協業し、ファルリムとアイル・イタム地区で概念実証(POC)を行う。両地区は、住宅地で道路が狭く、路線バスが運行することが難しいという。半径2キロメートルの範囲をカバーし、毎日午前6時から午後11時まで運行する。座席はクムプールのアプリから予約可能で、初乗り運賃は1リンギ。現金、「My50」パールパス、障害者(OKU)スマイルトラベルパスでの支払いを受け付ける。

ムハンマド・ヤズリン・サリジ最高経営責任者(CEO)は、DRTは乗客の需要に応じて柔軟に運行されるもので、既存のバス路線サービスと組み合わせて「ラストワンマイル」の接続を提供すると説明。ジョージタウンまでの移動をよりスムーズにするため、平均10分間隔で運行されると述べた。
(マレーシアン・リザーブ、ベルナマ通信、7月31日)

東芝が家電ショールームを新装オープン、キャンペーンも実施

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 東芝の家電製品を販売する東芝セールス&サービシーズ(TSS)は、セランゴール州シャアラムの家電ショールームを新装オープン。同時に8月1日より期間限定で2種類のキャンペーンを実施すると発表した。

新装ショールームでは、革新的なスロットイン冷蔵庫「ジャパンディ・スタイル」をはじめ、洗濯機、食器洗浄機、給湯器、オーブン、オーブントースター、炊飯器、電気ポットなどの東芝の小型家電製品を展示している。改装費用は50万リンギ。

期間限定キャンペーンは2種類あり、ひとつは、8月1日―2025年1月15日に東芝製品を購入すると、抽選で35万リンギ相当のレクサス「ES250プレミアム」を贈呈するもの。もうひとつは、8月1日―9月30日に、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、食器洗浄機などの対象商品を購入した場合、電気トースターまたはミキサーを1リンギで購入できるというもの。

TSSのデスモンド・チョン ゼネラルマネージャーは、「ショールームに一歩足を踏み入れた瞬間から、東芝のプレミアムな品質を実感してもらいたい」とし、キャンペーンは、長年にわたり東芝を支えてくれた顧客に対し感謝の気持ちを示すものだと説明。TSSは、「顧客に最高の体験を提供する」という姿勢を貫いており、今後も革新と卓越性を追求し、製品・サービスがお客様の期待を上回り、業界の新たなスタンダードとなるよう努めていくと述べた。

マレーシアムスリムの9割超が訪日旅行を志向=ハラルナビ

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 訪日&在日ムスリム(イスラム教徒)向け情報プラットフォーム「Halal Navi(ハラルナビ)」は7月31日、訪日旅行に関する最新意識調査結果を発表、マレーシア人ムスリムの9割以上が「2年以内に日本へ旅行したい」と回答したことが分かった。

同調査は、日本の重要な観光市場であるマレーシアのムスリム旅行者の興味関心、旅行計画、行動、消費傾向、情報収集方法などを把握することを目的としたもので、7月6日から7月12日にかけてインターネットで実施。564人が回答した。

2年以内に訪日旅行を計画しているマレーシア人ムスリムは、計画中(64.9%)と検討中(30.1%)を合わせて95%に達した。予定している滞在期間は短期が少なく、「4―7日間」が50.2%と最も多く、「8―14日間」が39.4%で続いた。「15日以上」も8.7%あった。

興味のある地域については東京が86.9%、大阪が83.3%、京都が82.1%と主要観光都市である3都市が回答率で上位を占めたが、北海道が73.0%、沖縄が57.8%、福岡が51.1%と地方都市に対する関心も高かった。大都市以外の地方都市や農村部への訪問についても、「興味がない」はわずか0.5%にとどまった。

体験したいアクティビティは温泉、伝統工芸、着物体験などが上位になった。買い物では食品や化粧品が人気で、ハラル(イスラムの戒律に則った)対応の日本製品への需要も高かった。

日本の自治体や企業に対する要望としては、「ハラルフードの選択肢拡大」が25.1%でトップ、僅差で「礼拝スペースの増設」(23.3%)が続いた。

MIDAがネオジャパンの2製品を導入、業務効率化に向け

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 グループウェア開発のネオジャパン(本社・神奈川県横浜市)のマレーシア子会社ネオレカ・アジアは7月31日、マレーシア投資開発庁(MIDA)がネオジャパンの2製品を導入すると発表した。
ひとつはグループウェアの「デスクネッツネオ」。組織の情報共有とコミュニケーションの改善、業務効率化に役立つ多彩なアプリケーションを搭載したもので、1999年の市場参入から、2024年4月時点で510万ユーザー以上の販売実績を有している。

もうひとつは、ノーコード業務アプリ作成ツール「アップスイート」で、紙やFAX、メール、表計算ソフトなどで行われている非効率な業務処理・管理を、マウス操作で誰でも簡単にウェブシステム化できる業務アプリ作成ツール。「アップスイート」で作ったアプリは「デスクネッツネオ」の一機能として動作する。システム設計から構築・運用まで、現場主導での業務改善を実現する。MIDAは8月より、複数ある既存アプリの「アップスイート」への移行を開始するという。

MIDAのシク・シャムスル最高責任者は声明で、ネオレカ・アジアとの協業により、業務を効率化し、生産性を向上できると言明。ワークフローを近代化し、マレーシアと海外の合計33事務所間のコミュニケーションを改善し、データに基づく意思決定をより効率的に行うことができるようになると述べた。投資家、企業、コミュニティなどに、より正確でタイムリーな情報を提供することで、より良いサービスを提供できるようになるとしている