【クアラルンプール】 マレーシアの決済サービスプロバイダー、GHLシステムズは、NTTデータ(本社・東京都江東区)による買収が完了したことを受け、8月6日午前9時をもってブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)メイン市場の上場が廃止される予定だ。

NTTデータは5月27日、ペイメント事業拡大を目的にGHLシステムズの発行済み株式11.4億株のうち58.7%を買収すると発表し、1株1.08リンギ、総額7億2,408万リンギで買収した。残余株の公開買い付け(TOB)義務が生じたことで、1株1.08リンギでTOBを開始したが、株式98.8%の確保に成功したことから7月31日で取引が停止されていた。

GHLシステムズは2003年にブルサ・マレーシア・メスダック市場(現ACE市場)に上場し、2007年にメイン市場に昇格していた。
(ビジネス・トゥデー、エッジ、ベルナマ通信、8月1日)