【クアラルンプール=アジアインフォネット】 東洋製缶グループホールディングス(本社・東京都品川区)は2日、ホームケア製品、パーソナルケア製品などの受託充填を手掛けるプレミア・センター・グループ(PCG)の子会社化が完了したと発表した。

PCGは、セランゴール州クランに所在。マレーシアでホームケア製品、パーソナルケア製品および食品用香料の相手先ブランド生産(OEM)・相手先ブランド設計・製造(ODM)を行う大手受託充填メーカーであり、かつプラスチック容器の製造、内容物の調液および充填をワンストップで行うマレーシアで唯一の企業。2020年、21年、22年と売上高、営業利益共に前年度を上回った。

東洋製缶は今年2月、PCGの全株式(809万6,976株)を7,500万米ドルでPCマニュファクチャリング・ソリューション・ホールディングスから買収すると発表。PCGの事業領域であるホームケア、パーソナルケア市場が安定して成長するとの見通しに加え、東洋製缶グループが保有する容器の製造・開発の技術と、PCGが保有する内容物の調液・充填の技術を融合することにより、事業シナジーや新規市場を創出できると判断したと説明していた。