【クアラルンプール】 東南アジアにおける生鮮食品のサプライチェーンを構築するセカイ・マルシェ(本社・東京都、 グローバル拠点・クアラルンプール、シンガポール)は5日、総額5.1億円のシリーズA資金調達を完了したと発表した。

投資したのは、▽ベンチャーキャピタルのビヨンド・ネクストベンチャーズ(追加投資)▽同スパイラルベンチャーズ・アジア・ファンド(追加投資)▽三菱UFJキャピタルが運営するファンドの三菱UFJキャピタル9号投資事業有限責任組合▽食領域のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドであるフューチャーフードファンド2号投資事業有限責任組合▽海事系商社・石油販売・CVCの常石商事▽青果物流の福岡ソノリク▽生鮮流通のフーディソンの山本徹 代表取締役兼最高経営責任者(CEO)――。

セカイ・マルシェは、今回調達した資金を、フルフィルメントセンターの拡充、人工知能(AI)を活用した需要予測のさらなる精度向上、ラストワンマイルの自動化・最適化に活用する。また、体制構築費およびマーケティング活動にも充てる。本資金調達を皮切りに、東南アジアのマーケットシェアを一気に拡大していく計画だ。