【クアラルンプール】 ザリハ・ムスタファ首相府相(連邦直轄区担当)は7日、今年のクアラルンプール(KL)大都市圏の人口が前年比2.5%増の880万人に達し、2030年までに980万人に達する見込みだと述べた。

ザリハ大臣は、「2024年KL10計画ガイドライン」発表会でのスピーチで、KL大都市圏の人口の急激な増加は、自然増に加え地方からの流入によるもので、人口増加により既存インフラに負荷がかかるため、クアラルンプール市政府(DBKL)はインフラ計画をより積極的に行う必要があると指摘。市民のニーズや希望に沿い、市民の幸福に十分に配慮しながら都市開発を行っていく必要があるとした。

「2024年KL10計画ガイドライン」は、実施された施策の有効性を評価し、開発計画を監視することで、DBKLのガバナンスを確保するためのもの。住宅計画、屋台スペース施設、電気自動車(EV)充電施設の運用ガイド、低炭素建築物評価などが含まれている。
(ザ・スター電子版、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、マレー・メイル、フリー・マレーシア・トゥデー、8月7日)