【クアラルンプール=アジアインフォネット】 包装材の製造を手掛ける大石産業(本社・福岡県北九州市)は8日、日本産農産物などの輸入を手掛ける全額出資子会社、フュージョンズ・トレーディング・マレーシアをクアラルンプール(KL)に設立すると発表した。

同日の取締役会で決議した。資本金は100万リンギで、10月の設立を予定している。大石産業の製品を包装に用いた高品質な国産農産物やその他食品を日本より輸入し、東南アジアにおいて販売を行う。

大石産業はマレーシアにおいてクラフト重包装袋製造のコアパックス(M)、ラミネート製品製造販売のエンコア・ラミを設立しており、同社が有する長年のマレーシアにおける事業経験と国産農産物用、食品用容器に関するネットワークが生産者、物流、現地取引をつなぐ循環型ビジネスを構築し、高品質国産農産物やその他食品の輸出取引における課題解決や輸出振興の一助となると説明している。