【ペタリンジャヤ】 公共輸送機関を管轄するプラサラナ・マレーシアは、利用者のニーズに応じて柔軟に運行するオンデマンド型交通(DRT)バンのサービス向上に向け、300台を新たに導入すると明らかにした。
新たなバン導入は今年12月に開始され、2025年6月まで段階的に行われる見込み。うち10台については障害者用の機能が設置されるという。定員は12人で、運賃は片道1リンギ。プラサラナが提供する「PULSE」アプリで配車を要請する。利用範囲は半径2キロメートルで、平均待ち時間は5分だという。
同サービス「ラピッドDRT」は、利用者の自宅と公共交通機関の駅を結ぶためのフィーダーバス・サービスを補完するもので、2023年5月に首都圏クランバレーで、2024年8月にペナンで導入された。現在首都圏ではバン18台で9路線、ペナンではバン2台で1路線を運行している。7月31日時点での利用者数は、累計12万6,656人に上っている。
(ザ・スター電子版、ポールタン、エッジ、8月14日)