【クアラルンプール】 国民車メーカー、プロトン・ホールディングスは15日、Cセグメント・スポーツ車(SUV)「X70」の2025年版を発表した。搭載エンジンは排気量1.5リッターTGDiガソリンエンジンのみとなり、デザインが変更されたほか、スマホを車載機器と接続する「アンドロイドオート」と「アップルカープレイ」(AACP)が初めて標準搭載された。
バリアントは「エグゼクティブAWD」と「1.8TGDiプレミアム」が廃止され、▽スタンダード▽エグゼクティブ▽プレミアム▽プレミアムX――の4種のみとなった。
保険なし価格はそれぞれ9万8,800リンギ、11万800リンギ、12万3,800リンギ、12万6,800リンギ。5年間の走行距離無制限保証、月間1ギガバイト(GB)の5年間データパッケージ、6回分の無償修理サービスが付属する。また先着購入者3,000人を対象に最大2万3,500リンギ相当の特典を無料で提供する。
ロスラン・アブドラ副最高経営責任者(CEO)は、「X70」がこれまで月間1,000―2,000台売れているため、機能強化と競争力ある価格設定により同程度以上の売上を目標に掲げると言明。マレーシア以外にも10カ国以上に輸出する計画だと述べた。
(ザ・スター電子版、ポールタン、ジグホイールズ、ベルナマ通信、8月15日)