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米AWSがデータセンター開設、38年までに292億リンギ投資

【クアラルンプール】 クラウドサービス大手の米アマゾン・ウェブ・サービシーズ(AWS)は22日、アジア太平洋(マレーシア)リージョン(データセンター)を正式に立ち上げた。同時に2038年までにマレーシアに約62億ドル(292億リンギ)を投資する計画も発表した。

AWSの声明によると、新リージョンはマレーシアの国内総生産(GDP)に約121億米ドル(573億リンギ)寄与し、2038年までに建設、メンテナンス、エンジニアリングなどの分野で年平均3,500人以上のフルタイム従業員の雇用を生み出すという。

国内ではブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)、通信のアシアタやセルコムDigi、国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)などの大手企業、ドローン・サービスのエアロダイン、中古車仲介サイト運営のカーサムなどの新興企業、統計局、郵便サービスのポス・マレーシアなどの公共部門がAWSを利用しており、マレーシア・リージョンの立ち上げにより、遅延の減少や可用性の向上などの恩恵を受けられるとしている。

AWSは現在、世界で34リージョンを運用しており、今後、メキシコ、ニュージーランド、サウジアラビア、台湾、タイ、欧州でも新規リージョンを立ち上げる計画だ。

(ビジネス・トゥデー、フリー・マレーシア・トゥデー、エッジ、ベルナマ通信、8月22日、AWS発表資料)

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