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ベルマツ、中国XPengのEV「G6」をマレーシア市場に投入

【クアラルンプール】 中国・小鵬汽車(シャオペン・モーターズ)は、電気自動車(EV)のスポーツ車(SUV)「XPeng G6」をマレーシア市場に投入した。

ベルマツ・オートが子会社ベルマツXPengを通じて販売を行う。「G6」はスポーツ車(SUV)で、昨年4月に中国で発売された最新モデル。マレーシアでは中国からの輸入完成車(CBU)を2バリアントで展開する。

航続距離と最高出力は、「G6 580プロ」がそれぞれ435キロメートル(km)、255馬力(PS)。「G6 755プロ」が570km、282PS。両バリアントとも急速充電が可能で、10ー80%までの充電時間は20分以内となっている。車体カラーは5色。保険なし価格は、「G6 580プロ」が16万5,000リンギから、「G6 755プロ」が18万5,000リンギから。いずれも5年間または12万kmの車両保証、8年間または16万kmのバッテリー保証が付属する。BYD「アット3」やテスラ「モデルY」と同価格帯となる。

Xpengのショールームは現在セランゴール州シャアラムのグレンマリーに1店舗あるのみだが、ペナンに1店舗、9ー10月にはジョホール、マラッカ、ネグリ・センビランの各州にも店舗を開設する計画だ。ベルマツは来年、XPengの多目的車(MPV)「G9」の発売も計画しており、価格は30万リンギ以下となる見込みだという。

ベルマツ・オートのフランシス・リー・コックチュアン最高経営責任者(CEO)は、国内ではEVインフラが未整備のため、当面は販売台数や利益を追求するよりもXPengのブランド確立を優先する方針だと言明。XPengは他中国車メーカーのような販売台数至上主義ではないため、大切にブランドを育てていきたいと述べた。

(エッジ、ポールタン、モタオート、8月27日)

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