ラピッドバス、ペナンでオンデマンド型バンの試験運行を開始

【ジョージタウン】 公共バス運営のラピッドバスは、8月1日―10月31日にペナン島でオンデマンド型交通(DRT)バンを試験導入すると発表した。ペナン島では初の試みとなる。

声明によると、第1段階として、シャトルバスの配車・予約サービス「クムプール」と協業し、ファルリムとアイル・イタム地区で概念実証(POC)を行う。両地区は、住宅地で道路が狭く、路線バスが運行することが難しいという。半径2キロメートルの範囲をカバーし、毎日午前6時から午後11時まで運行する。座席はクムプールのアプリから予約可能で、初乗り運賃は1リンギ。現金、「My50」パールパス、障害者(OKU)スマイルトラベルパスでの支払いを受け付ける。

ムハンマド・ヤズリン・サリジ最高経営責任者(CEO)は、DRTは乗客の需要に応じて柔軟に運行されるもので、既存のバス路線サービスと組み合わせて「ラストワンマイル」の接続を提供すると説明。ジョージタウンまでの移動をよりスムーズにするため、平均10分間隔で運行されると述べた。
(マレーシアン・リザーブ、ベルナマ通信、7月31日)

東芝が家電ショールームを新装オープン、キャンペーンも実施

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 東芝の家電製品を販売する東芝セールス&サービシーズ(TSS)は、セランゴール州シャアラムの家電ショールームを新装オープン。同時に8月1日より期間限定で2種類のキャンペーンを実施すると発表した。

新装ショールームでは、革新的なスロットイン冷蔵庫「ジャパンディ・スタイル」をはじめ、洗濯機、食器洗浄機、給湯器、オーブン、オーブントースター、炊飯器、電気ポットなどの東芝の小型家電製品を展示している。改装費用は50万リンギ。

期間限定キャンペーンは2種類あり、ひとつは、8月1日―2025年1月15日に東芝製品を購入すると、抽選で35万リンギ相当のレクサス「ES250プレミアム」を贈呈するもの。もうひとつは、8月1日―9月30日に、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、食器洗浄機などの対象商品を購入した場合、電気トースターまたはミキサーを1リンギで購入できるというもの。

TSSのデスモンド・チョン ゼネラルマネージャーは、「ショールームに一歩足を踏み入れた瞬間から、東芝のプレミアムな品質を実感してもらいたい」とし、キャンペーンは、長年にわたり東芝を支えてくれた顧客に対し感謝の気持ちを示すものだと説明。TSSは、「顧客に最高の体験を提供する」という姿勢を貫いており、今後も革新と卓越性を追求し、製品・サービスがお客様の期待を上回り、業界の新たなスタンダードとなるよう努めていくと述べた。

マレーシアムスリムの9割超が訪日旅行を志向=ハラルナビ

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 訪日&在日ムスリム(イスラム教徒)向け情報プラットフォーム「Halal Navi(ハラルナビ)」は7月31日、訪日旅行に関する最新意識調査結果を発表、マレーシア人ムスリムの9割以上が「2年以内に日本へ旅行したい」と回答したことが分かった。

同調査は、日本の重要な観光市場であるマレーシアのムスリム旅行者の興味関心、旅行計画、行動、消費傾向、情報収集方法などを把握することを目的としたもので、7月6日から7月12日にかけてインターネットで実施。564人が回答した。

2年以内に訪日旅行を計画しているマレーシア人ムスリムは、計画中(64.9%)と検討中(30.1%)を合わせて95%に達した。予定している滞在期間は短期が少なく、「4―7日間」が50.2%と最も多く、「8―14日間」が39.4%で続いた。「15日以上」も8.7%あった。

興味のある地域については東京が86.9%、大阪が83.3%、京都が82.1%と主要観光都市である3都市が回答率で上位を占めたが、北海道が73.0%、沖縄が57.8%、福岡が51.1%と地方都市に対する関心も高かった。大都市以外の地方都市や農村部への訪問についても、「興味がない」はわずか0.5%にとどまった。

体験したいアクティビティは温泉、伝統工芸、着物体験などが上位になった。買い物では食品や化粧品が人気で、ハラル(イスラムの戒律に則った)対応の日本製品への需要も高かった。

日本の自治体や企業に対する要望としては、「ハラルフードの選択肢拡大」が25.1%でトップ、僅差で「礼拝スペースの増設」(23.3%)が続いた。

MIDAがネオジャパンの2製品を導入、業務効率化に向け

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 グループウェア開発のネオジャパン(本社・神奈川県横浜市)のマレーシア子会社ネオレカ・アジアは7月31日、マレーシア投資開発庁(MIDA)がネオジャパンの2製品を導入すると発表した。
ひとつはグループウェアの「デスクネッツネオ」。組織の情報共有とコミュニケーションの改善、業務効率化に役立つ多彩なアプリケーションを搭載したもので、1999年の市場参入から、2024年4月時点で510万ユーザー以上の販売実績を有している。

もうひとつは、ノーコード業務アプリ作成ツール「アップスイート」で、紙やFAX、メール、表計算ソフトなどで行われている非効率な業務処理・管理を、マウス操作で誰でも簡単にウェブシステム化できる業務アプリ作成ツール。「アップスイート」で作ったアプリは「デスクネッツネオ」の一機能として動作する。システム設計から構築・運用まで、現場主導での業務改善を実現する。MIDAは8月より、複数ある既存アプリの「アップスイート」への移行を開始するという。

MIDAのシク・シャムスル最高責任者は声明で、ネオレカ・アジアとの協業により、業務を効率化し、生産性を向上できると言明。ワークフローを近代化し、マレーシアと海外の合計33事務所間のコミュニケーションを改善し、データに基づく意思決定をより効率的に行うことができるようになると述べた。投資家、企業、コミュニティなどに、より正確でタイムリーな情報を提供することで、より良いサービスを提供できるようになるとしている

マリオットがスバンに「コートヤード」開業へ、SKSと運営契約

【クアラルンプール】 マリオット・インターナショナルは、セランゴール州スバン地区における「コートヤード・バイ・マリオット・スバン」の開業に向け、オーナーであるSKSグループとホテル運営契約を締結したと明らかにした。

SKSグループにとって、マリオット・インターナショナルとの3度目の協業で、ジョホール州外での初のプロジェクトとなる。両社は2021年に開業した「フォーポイント・バイ・シェラトン・デサル」、来年開業予定の「シェラトン・ジョホールバル」の運営契約を取り交わしている。

「コートヤード・バイ・マリオット・スバン」は2026年に開業予定で、小売スペースを備えた複合開発の一部となる。客室数は280室で、24時間営業のレストラン、屋上プール、約1,000平方メートルの大宴会場と4つの会議室を含む多目的イベントスペースを備える。

マリオットは、スバンの戦略的な立地にあり、レジャー施設に近く、スルタン・アブドル・アジズ・シャー空港(スバン空港)やクアラルンプール国際空港(KLIA)へのアクセスも良好な立地だと強調。ビジネスとレジャーの両方の旅行者に対応することを目指すとしている。
(ビジネス・トゥデー、HYPE、7月30日)

「AKB48」のKL版「KLP48」、初期メンバーを決定

【クアラルンプール】 ガールズ・アイドルグループ「AKB48」の姉妹グループで、クアラルンプール(KL)で活動する「KLP48」の初期メンバーが発表された。

「AKB48」の海外姉妹グループを運営するスーパーボール(本社・東京都港区)からライセンスを付与された、現地法人48エンターテインメントが3カ月にわたり選考・トレーニングを実施。マレーシア人7人、日本人4人、インドネシア人1人、香港人1人の計13人が初期メンバーとして選出された。AKB48グループにはグループカラーが割り当てられているが、「KLP48」のグループカラーはマレーシア産のヒスイにちなんで緑色となった。8月18日にはZepp(ゼップ) KLでデビューライブを開催する。

48エンターテインメントのイップ・チュンホイ ディレクターは声明で、AKB48とその姉妹グループはマレーシアで長期にわたって幅広い人気を博しているため、KLP48への応援も期待しているとし、今後の展開に期待してほしいと述べた。

(ザ・スター電子版、7月30日)

マレーシア航空、コタキナバル―東京線を来年2月24日に再開

【クアラルンプール】 マレーシア航空は、コタキナバル(サバ州) ―東京・羽田間の直行便を2025年2月24日に再開する予定だ。

機材はボーイング「737-800」型機を使用。2025年2月24日の運航再開を予定している。以前運航していた東京・成田便に代わる便となる。

週2便の運航で、スケジュールは往路(月・木曜)の「MH082」便はコタキナバル発が16時5分、羽田着が22時35分。復路(火・金曜)の「MH083」便は羽田発が深夜0時15分、コタキナバル着が5時45分となっている。
(エアロルーツ、7月29日)

ゲオの「セカンドストリート」、マレーシア21号店を出店へ

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 ゲオホールディングス(本社・愛知県名古屋市)は7月30日、リユース店舗を展開するマレーシア法人、セカンドストリートトレーディングマレーシアが、マレーシアで21店舗目となるコタ・ダマンサラ店を8月1日にオープンすると発表した。

新店舗の売場坪数は139坪で、営業時間は午前10時―午後10時。販売と買取の双方を行う。同日にはタイ2号店となるセントラルワールド店も出店する。

セカンドストリートは、日本国内に800店舗以上、海外では米国、マレーシア、台湾、タイの4カ国に約90店舗を展開している。マレーシアでは2018年6月に1号店をオープンし、首都クアラルンプールおよび近郊の都市を中心にドミナント出店を進めている。

スズキ、マレーシアに5ドア「ジムニー」を投入

【クアラルンプール】 スズキ車の販売代理店、ナザ・イースタン・モータースは、小型スポーツ車(SUV)「ジムニー」の5ドア・バージョンをマレーシア市場に投入した。

5ドア「ジムニー」は完全輸入車(CBU)で、ボディサイズは342ミリメートル(mm)長くなり、全長は3,822mm、ホイールベースは2,590mmとなった。またトランクスペースは、従来の85リットルから211リットル(リアシートを倒すと332リットル)へと2倍以上になった。

エンジンは従来同様、排気量1.5リットルの「K15B型エンジン」を搭載。トランスミッションは4速のオートマチック・トランスミッションで、最高出力は102PS、最大トルクは130Nm/4,000rpm。

保険なし本体価格は19万9,950リンギで、3年間・10万キロの保証が付属する。車体カラーは全5色。

ナザ・グループのリザル・ジャラン最高経営責任者(CEO)は、5ドア「ジムニー」の導入は、「進化する自動車トレンドに対応し、利益率の高いニッチモデルで製品ポートフォリオを多様化する」というナザの決意を示すものであり、今後も品質、信頼性、スタイルを体現した車を届けていくと述べた。
(ポールタン、ジグホイールズ、7月30日)