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産業廃棄物のアミタ、バイオマス資源活用でシナジーSEAと提携

【クアラルンプール=アジアインフォネット】 産業廃棄物リサイクルのアミタホールディングス(本社・京都府京都市)は10日、同社の海外事業統括会社であるアミタ・サーキュラー・デザイン(ACD)が、マレーシア政府系企業UEMレストラ の子会社であり、再生可能エネルギー関連の事業を行うシナジーSEAとの間で、戦略的業務提携に関する基本合意書を締結したと発表した。

本合意に基づき、両社は共同で、マレーシア国内における未利用バイオマス資源の利活用事業に関する事業性調査および事業モデル開発を行っていく。

具体的には、パーム油の製造工程で排出されるパームヤシ空果房(EFB)等を代替燃料として、マレーシア現地企業や日本国内に供給する事業モデルを検討する。これにより、ACDとナザグループの合弁会社アミタ・ベルジャヤがマレーシアにおいて展開する100%再資源化事業の拡大に寄与するとともに、石炭などの天然資源からバイオマス資源へとエネルギー転換を促し、顧客企業における脱炭素化支援を目指す。

2―3年以内を目途に、マレーシアでの未利用バイオマス資源の包括的な利活用事業の確立、インドネシアへの水平展開に向けた調査・検討、社会デザイン事業の海外展開の加速などを行っていくという。

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