【クアラルンプール=アジアインフォネット】 日揮ホールディングス(本社・神奈川県横浜市)は13日、日本企業7社とともに、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の令和6年(2024年)度「先進的二酸化炭素回収・貯留(CCS)事業に係る設計作業等」公募において、サラワク州におけるCCS事業に係る設計作業などを9月11日付けで受託したと発表した。
7社は、▽石油資源開発(本社・東京都千代田区)▽川崎汽船(本社・東京都千代田区)▽JFEスチール(本社・東京都千代田区)▽三菱ガス化学(東京都千代田区)▽三菱ケミカル(東京都千代田区)▽中国電力(本社・広島県広島市)▽日本ガスライン(本社・愛媛県松山市)――。
日揮を含む日本側8社は日本国内の製鉄所、発電所、化学工場等から排出される二酸化炭素(CO2)の分離・回収・液化に必要な設備やコストの検討作業を進める。また、プロジェクトの共同推進者である国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)子会社のペトロナスCCSベンチャーズ(PCCSV)と日本側8社は、サラワク州までの海上輸送(瀬戸内エリアにおける内航輸送を含む)、圧入・貯留までに必要な設備ならびにコストの検討を共同で進めていく。