【ジョージタウン】 ペナン州への中国からの製造業向け投資額(認可ベース)は、2024年上半期に4億1,180万リンギに上った。 24日に開催された中国の建国75周年記念祝賀会に出席した同州のチョウ・コンヨウ首相が明らかにした。

チョウ州首相は、ペナン州では現在、53社の中国企業が操業しており、そのうち46社が製造業、5社がグローバルビジネスサービス、2社が物流に携わっていると説明。過去10年のペナン州への中国からの製造業投資額は132億リンギでペナン向け外国直接投資(FDI)総額の6.8%に相当するとし、投資の年平均成長率は50.5%に達したと述べた。

またチョウ州首相は、ペナンを訪問する中国人観光客が急増していることにも言及。年初8カ月のペナン国際空港経由の空路入国が前年同期の2万1,529人から7万4,891人に、スウェッテナム・ピアクルーズ・ターミナル(SPCT)経由の海路入国が同5,819人から8,391人にそれぞれ大幅増加したと明らかにした。

在ペナン中国総領事館の周遊斌総領事は、ペナン、ケダ、ペルリス、ペラの各州では中・馬二国間の経済貿易協力が継続的に発展しており、中国企業がこれらの州での投資機会を模索していると指摘。両国間の貿易額が年初8カ月で前年同期比11%増の1,352億3,000万米ドルに達したと述べた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、エッジ、ベルナマ通信、9月日)