【クアラルンプール】 RHBインベストメント・バンク(RHB投資銀)は、10月18日に発表される予定の2025年度予算案に、物品サービス税(GST)の再導入、「RON95」レギュラーガソリン補助金の合理化、高額物品税(HVGT、贅沢税)導入――が盛り込まれる可能性があるとの見方を示した。
RHB投資銀のアナリスト、アレクサンダー・チア氏は、アンワル・イブラヒム政権が政権安定を背景に税基盤の拡大を目指していると指摘。財政赤字をさらに削減してインフラ投資の余地を拡大する方針だと確信していると述べた。
その上でチア氏は、まだ決定していない2つの主要な取り組みがRON95の補助金の合理化と電子インボイスの完全導入と両立するGSTの再導入だとした上で、これらが来年度予算案に盛り込まれるだろうと指摘。RON95の補助金合理化については年内に実施されると予想した。またHVGTについても2025年度予算案で発表される可能性があるとした。
(ポールタン、9月26日、ベルナマ通信、9月25日)