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排水灌漑局が洪水危険地点4千カ所を特定、大雨シーズン控え

【クアラルンプール】 排水灌漑局(DID)は、モンスーンシーズン到来を控えて全国4,619カ所の洪水危険地点を特定した。アハマド・ザヒド副首相が明らかにした。
排水灌漑局は、国家災害管理局(NADMA)、気象局、州政府の協力の下、国立洪水予想・警報センターを通じて継続的に洪水を監視する。洪水対策としては、全国に洪水警報サイレンを543カ所、移動式ポンプを737台設置して状況を監視する。またDIDは、建設から50年以上経過した老朽化したダム、特に水量が多いダムも監視する。

気象局は北東モンスーンが11月初旬に始まり、2025年3月まで続くと予想しており、半島東海岸、およびサバ・サラワク州では今年11月から12月にかけて不安定な天気が続くと予想している。2025年1月から2月にかけては、ジョホール州、サラワク州、サバ州で荒天が続くと予想しており、ラニーニャ現象は2024年末に始まり2025年半ばまで続くと予測している。

半島東海岸、サラワク州南部・西部、サバ州北部・東部では、モンスーン期において湿った空気や降水活動が一時的に強まる現象(モンスーン・サージ)が5―7回発生し、大雨を降らせると予想している。2025年1月からは半島北部で降雨量が減少するとみており、2月からは半島東部でも減少すると予想。その後5月まで暑く乾燥した天候が続くと予想している。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、フリー・マレーシア・トゥデー、10月3日)

 

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