【クアラルンプール=アジアインフォネット】 日本政府観光局(JNTO)が発表した2024年9月の訪日者数統計(推計値)によると、マレーシアからの訪日者数は3万9,900人となり、前年同月比で44.9%の大幅増となった。

JNTOによると、査証免除措置による訪中旅行への人気の高まり、機材繰りなどに伴う一部航空会社の運航規模縮小などあるものの、スクールホリデーや連休等の影響もあり、訪日外客数は9月として過去最高を記録した。 クアラルンプール―羽田間の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月を上回っている。なお、新型コロナ感染拡大前の2019年同月との比較でも38.6%の大幅増加となった。

9月の世界全体の訪日者数は、前年同月から31.5%増の287万2,200人、2019年同月からは26.4%増となり、8カ月連続で同月の過去最高を記録した。 東アジアでは中国、東南アジアではマレーシア、欧米豪・中東地域では米国などで訪日外客数が増加したことが押し上げ要因となった。1―9月の累計では 2,688万人となり、前年同期を上回った。