【クアラルンプール】 6月末時点の家計債務は1兆5,700億リンギで、昨年末の1兆5,300億リンギより増加した。財務省が議会に書面で回答した。

債務の内訳は、61%が住宅ローン、13.5%が自動車ローン、12.4%が消費者ローン、残りがその他(クレジットカード、証券金融、住宅以外の不動産ローン)。対国内総生産(GDP)比で83.8%に相当する額だが、引き続き安全な水準にあるという。月収に対する月々の返済額の割合の中央値は35%。新たに認可されたローンでは、この割合は41%だった。

政府は消費者信用法案の国会提出を目指しており、品物を先に受け取り、後で代金を支払う後払い決済の提供者など、ノンバンクの規制に乗り出す。若者や低所得者による過剰な借り入れを抑制するためだ。
(マレー・メイル、10月29日)