【クアラルンプール】 シンクタンクのマレーシア経済研究所(MIER)は27日、業況に関する調査結果を公表。第4四半期のビジネス信頼指数(BCI)は105ポイント近くに達しており、業況見通しは明るさを維持しているとした。

けん引役は、安定した生産・販売、雇用の改善、賃金上昇、投資増、設備利用の効率改善で、ほとんどの企業が第4四半期の業況を楽観しているという。

第3四半期の売り上げ指数は52.8で、前年同期から8.9ポイント改善した。雇用指数は56.5で、同14.3ポイント改善。前期の47.6からも改善した。投資も増加傾向にあり、指数は68と前年同期より18ポイント改善した。

輸出業者の受注指数は48で、前年同期比で16.7ポイント、前期比で9.1ポイント、それぞれ改善した。回答企業の60%余りが注文の増加または同程度の注文を受けた。

製造業では70%の企業が、同程度の生産あるいは生産増だったと回答した。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、11月28日、エッジ、11月27日)