【クアラルンプール】 NTTデータグループは5日、ジョホール州ゲラン・パタに計画しているデータセンターが専用ビル6棟を備えた受電容量計290メガワット(MW)の施設になり、アジア太平洋地域最大級になると明らかにした。

グループは今年8月、68.457エーカー(27.7ヘクタール)の土地を3億8,300万リンギで購入する契約を結んでいた。センターは需要が高まっている人工知能(AI)にも対応し、ダイレクト液体冷却などの新技術を採用する。6棟のうち、最初となる48MWのビルは、2027年4月の稼働を予定している。

また、2030年までにすべてのデータセンターの電力を100%再生可能エネルギーまたは低炭素エネルギーでまかなうことを目指す。

NTTデータグループのデータセンター事業は現在、世界第3位。20か国以上に150を超える施設を持ち、今後も成長の1つの柱として拡充していく方針を打ち出している。アジア太平洋地域はITとデータセンターにとって最も急成長し、最も影響力のある市場の1つ。マレーシアでの戦略的土地取得と開発は、この地域でのさらなる拡大をけん引していくものになる」としている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、エッジ、12月5日)