【クアラルンプール=アジアインフォネット】 セイコーエプソン(本社・長野県諏訪市)は9日、マレーシアとフィリピンの生産拠点がグローバルサプライチェーンのCSRを推進する「責任ある企業同盟(Responsible Business Alliance=RBA)」が実施するVAP監査でプラチナ認証を取得したと発表した。
プラチナ認証を取得したのは、エプソン・プレシジョン・マレーシア(EPMY)とエプソン・プレシジョン(フィリピン)(EPPI)。EPMYは1974年にクアラルンプール(KL)に設立され、水晶デバイスの製造を手掛ける。従業員数は3月末時点で1,639人。
VAP監査は、RBAが認定した独立した第三者機関により実施されるもので、労働、安全衛生、環境、倫理の各項目について、RBA行動規範の遵守状況を評価し、スコア・認証を付与するというもの。VAP監査を実施したEPMYとEPPIはすべての指摘事項を解決し、満点の200点を獲得した施設に与えられるプラチナ認証をそれぞれ取得した。
エプソンは2019年4月にRBAに加盟し、その行動規範に則って主力生産拠点においてVAP監査を自主的に受審し、CSRの向上に努めている。