【クアラルンプール】 ファーミ・ファジル通信相は、1月1日に発効したソーシャルメディアのライセンス制度について、テレグラム(ロシア)が2日付けでマレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)からマレーシアで事業を行うためのアプリケーションサービス・プロバイダー(ASP)Cライセンスを取得したと発表した。

これによりライセンスを取得したプロバイダーは、ウィチャット(WeChat)▽ティックトック(TikTok)と合わせて3つとなった。

ファーミ氏は、フェイスブック、インスタグラム、ワッツアップ(WhatsApp)を運営する米メタ(Meta)については現在、ライセンス取得に向けていくつかの書類を提出中だとし、近い将来に手続きが完了するとの期待を示した。

一方、グーグル(Google)については、MCMCに引き続き監視を関与するよう求め、通信法に違反する事項があれば措置をとることを伝えたことを明らかにした。傘下のユーチューブ(YouTube)については、ソーシャルメディアの定義に当てはまるかどうか議論が続いているため結論まで時間がかかるとした。

またX(旧Twitter)については、国内ユーザー数がライセンス対象となる800万人のしきい値に達していないと主張していることから議論が続いており、結論までしばらく時間がかかると述べた。
(ザ・サン電子版、エッジ、ベルナマ通信、1月6日)