【クアラルンプール】 故障続きで2年にわたって運休が続いているクアラルンプール国際空港(KLIA)のメイン・ターミナルとサテライトを結ぶ無人列車KLIAエアロトレインは、今年第2四半期中に運行再開する見通しだ。当初の計画ではシステム交換作業は1月31日に完了する予定だった。
空港運営会社マレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)のモハメド・イザニ・ガニ社長は24日に行ったエアロトレインに関する最新説明会の中で、「(エアロトレインの)すべてのテストを4月までに完了させる予定だ。第2四半期中に運行再開できると確信している」と言明。当初アンソニー・ローク運輸相が示した期限は「厳しすぎた」とし、技術的要件を順守すると特定のプロセスで遅延が発生することがあると説明した。
エアロトレインは運転中の故障を繰り返し、2023年3月から運転が停止され、バスによる代替輸送が行われている。システム交換の総費用は4億5,600万リンギ。最初の再開目標は2024年7月で、その後の業者との納入契約問題などの遅延が発生したことで先送りされており、ローク運輸相がMAHBの対応を非効率で遅れていると強く批判していた。
(マレー・メイル、エッジ、1月24日)