On 2025年2月19日2025年2月18日 by asiainfo Posted in 経済 【クアラルンプール=アジアインフォネット】 マレーシア、インドネシア、タイ3国の中央銀行は17日、現地通貨取引枠組み(LCTF)の運用指針の一本化と取引対象の拡大で合意した。3行の共同声明としてマレーシアの中央銀行バンク・ネガラ(BNM)が発表した。 現地通貨での相互決済を容易にするための指針で、これまで2国間で取り決められていた指針を一本化した。決済に参加する銀行、銀行利用者にとり透明性が増し、互いの通貨の直接取引により為替リスク・為替換算手数料を低減できるという。現地通貨での決済はモノ・サービスの貿易、直接投資に限定されていたが、今回、有価証券投資も対象に含められた。 BNMによれば、LCTFの導入以降、現地通貨での2国間貿易の額は増加傾向にある。